【全文書き起こし】シンガポール・ベトナム進出を考えているベンチャー企業向け海外進出セミナー②

斉藤氏:簡単に自己紹介をさせて頂きます。今、トーマツベンチャーサポートという会社で事業開発をやらせて頂いていまして、主にやっている仕事としては、ベンチャー企業さんの支援というところで、いろいろな大企業さんとのアライアンスを作ったりであるとか、売上をあげたり、あとはPR支援と言うところで、いろいろなマスコミさんとネットワークを作ったりですとか。あと、今日お話しさせて頂くような、ベンチャー企業が海外進出する時、最初にネットワーキングするのはかなり時間がかかってしまうと思うので、それを我々の方でできる限りネットワークを広げて、そのインフラをうまく使って頂いて、海外へ出て頂くといようなのを目指して今活動しています。

本日はお話しさせて頂くキーワードを主に5つくらい持ってきておりまして、一番上がインキュベーション施設ですね、あとはイベント、関連の団体、メディア、ベンチャーキャピタルというところでお話しさせて頂こうと思っています。

実際、ベンチャーキャピタルのところは、シンガポールで資金調達を実際に今、やられようとしている、EverConnectの篠原さんにいらして頂いていますので、後ほど私の後にお話を頂こうと思っています。

まず、インキュベーション施設からお話しさせて頂きますと、一番、やっぱりシンガポールに出るときに、お名前を伺うのが、クロスコープというインキュベーション施設がありまして、実際日本にも新宿なんかにいろいろありまして、そこの経由でシンガポールに最初入られる方が多いのかなという風に思います。クロスコープさんのシンガポールの方にいったことのある方いらっしゃいましたら、手を挙げて頂ければと思いますけど。

(会場、挙手)

意外と…そうですか。今日本で進出するときに、一番クロスコープさんに入られることがすごく多くて、現状ですと大企業もいろいろな会社さん、電通の関連会社ですとかリクルートさんも入っていますし、あとは西村あさひさんみたいな弁護士事務所さんですとか、ベンチャー企業もかなり入っていて、定期的に増床を繰り返しているような形で、今かなりニーズが高まっているインキュベーション施設になります。ただ、こちら日本人の方が運営してまして、入っている方も日本人ばかりということになるので、そういった意味では、日本人のネットワークをつくって情報収集するというところで一番力を発揮するようなインキュベーション施設かなという風に思います。

一方、現地でいろいろな世界の方がいらっしゃるインキュベーション施設というのもあります。シンガポールの政府が力を入れている産業と言うのが3つありまして、1つがITのコンテンツなんですね、残りはバイオとか医療とか、そういった関係のものだったりするんですけれども。1つの力を入れているところはコンテンツだというところで、ワン・ノースという地域ですね。今、DeNAさんがオフィスを持たれている地域なんですけれども、そこがコンテンツのトップみたいな形で積極的に投資をしてまして、その中にPlug-inというインキュベーション施設が今作られています。こちらが、よくあるとは思うのですけれども、ビジネスプレゼンみたいなことをやっていまして、優勝したところは3ヶ月間、インキュベーション施設に無料で入れて、サービスが出た段階でいろいろな支援をしていくという、そういったインキュベーション施設になっています。なので、現地のネットワークを作るといった意味では、シンガポールに実際に行かれる際には、こちらのPlug-inに行かれるのが、すごく良いのかなと思ってます。

次、イベントとメディアのところなんですけれども、基本的にはシンガポールとか東南アジアのメディアを持っている団体が、大きなイベントをやっているという形になっていまして。なので、イベントとメディアは一緒に説明させて頂ければと思っています。

まず、かなり前から、東南アジアのイベントとしてやられているのが、Echelonというイベントがありまして、ご存知の方も結構いらっしゃるかもしれないんですけれども、こちらのEchelonが今度6月11、12日でイベント開催を予定しているのですが、本戦がこの日にあるのですけれども、日本の予選を実際に4月にやってまして、日本以外でも6カ国7カ国で予選をやったチームの優秀なチームがこちらに出るというところです。コンテストをやっています。トーマツでも、こちらの日本予選の方も協賛をさせて頂いて、こちらのメンバーと一緒に大会をやったのですけれども、かなりメンバー自体も若くて、アグレッシブにいろいろなイベントをやっていますので、もしご興味あれば、是非ご参加頂ければと思います。こちらのイベントの主催が、E27というところがやっていまして、こちら自体もメディアですね、日本で言うCnetさんとか、TechCrunchさんとかありますけれども、そういった形のメディアをやっている団体でもあります。

後は、Tech in Asiaさんという、こちらもメディアなんですけれども、こちらが今度ジャカルタでやるスタートアップイベントもあります。他にも、例えば我々がこの前参加したDEMO Asiaさんというイベントもいろいろなメディアさんがやっているようなイベントになってます。

実際こういったイベントに行くと、だいたい日本人の方がすごく集まっていて、あまり現地の方とお話しされていないような様子を見ることが多いのですけれども、そういう時のために、英語が苦手な方はこうしたらいいのではないかなということでお話しさせて頂くと、まずとにかく話しかけると、向こうも話しかけないと始まらないので、そういったイベントではガンガン話しかけて頂くというのが、まずあると思います。
そういう時に言葉だけで話すと、英語がうまくない方だと、ストレス感じるので、例えば、iPadとか資料を明確に絵で見せて、お話するのがすごく良いのかなと思っています。興味さえ持って頂ければ、話があまり上手くなくても、結構話が進みますし、あとは困ったらメールでその後のやり取りをするというのが良いのかなという風に思います。後はいろいろな方に聞いても、実際、商談する時には通訳通される方が結構多いので、そういう意味ではゆるいネットワークをメールくらいまででつくって、その後に本格的な商談をするのが一番精神的にも良いのかなという風に思います。

あと、関連団体と政府機関というところで言いますと、一番おすすめがIEシンガポールという、シンガポールの政府の団体がありまして、そちらはシンガポール企業の日本進出ですとか、日本企業のシンガポール進出をすごく力を入れて支援をしていまして、政府のメンバーが虎ノ門に2人常駐しるんですね。そこに話にいくと、彼らのネットワークがシンガポールの大きい企業500社ぐらいと常々、情報交換していると言うのがありまして、なので、アライアンスなんかも含めて、こちらに相談されるのがすごく有用なのではないかなと思っています。

あとは、いくつかおすすめの団体がありまして……(続く)

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