【自由報道協会主催】小沢一郎氏の本音、強制捜査・起訴の真実と日本の未来。【記者会見】

2月10日に行われた、自由報道協会(仮)主催の小沢一郎衆議院議員の記者会見の書き起こしです。
強制操作・起訴のこと、日本をどうするべきか、ムバラクさんについてなど
内容盛り沢山なのでお楽しみください。

※今回は会場環境のためか、質問者の声が聞き取りづらかったため、不明な
箇所が多くありますがご了承ください。

USTREAM動画
自由報道協会(仮)小沢一郎衆議院議員会見

 

今回は聞き間違い、わからなかったところが多数ありますが、何卒ご容赦ください。
(ご指摘歓迎いたします)

また、当サイトでは今後、さまざまな動画をテキストに書き起こしていきます。このサイトの趣旨に賛同してくださるボランティア・スタッフを募集しておりますので、どうぞお気軽にご応募ください。応募フォームはこちら

<上杉氏>
お待たせいたしました。
早速時間もないので、小沢一郎衆議院議員の記者会見を始めたいと思います。
よろしくお願いいたします。

50分間ということでスチールの方、申し訳ないですがフラッシュの方1分間で終了してください。
ちょうど同じ時間帯、官房長官会見、初の一号オープン化(?聞き取れず)、
そして岡田幹事長会見を同時刻にやっているということで、その、まぁ、党のですね、
党の近い人が同じ時間帯にぶつけてきたのか、ぶつけられたのかわかりませんが、こちらの会見は、一兵卒の、最高の(?聞き取れず)一兵卒の会見ということでやりたいと思います。

そこでですね、まず冒頭、私の方から2、3質問をさせていただきまして、その後、挙手のうえ皆さんの方から質問を受けます。

まずですね、その先程一兵卒として小沢さん、先程、菅総理と会談をされたということなのですが、ずっと取材をしている立場からしますと、きっと09年マニフェストについてきっと何らかの形でお話されたのではないかと期待があるのですがそのあたりどうだったでしょうか?

<小沢氏>
マニフェストの話はありませんでしたね。うん。

<上杉氏>
基本的には昨今言われているような、国会の招致ということだけで終わったのでしょうか?

<小沢氏>
そうですね。その政倫審あるいはその野党の証人喚問という話で、
報道に若干あるようですが、裁判が済むまで(小沢さんが)党を
離れてくれないかという話、この2点でしたね。

<司会>
そろそろフラッシュ撮影はおやめください。

<上杉氏>
後ですね、一昨日になると思うのですが、名古屋の愛知県知事選、
そして名古屋市長選で当選した大村秀章さん、河村たかし市長がですね、
小沢さんの方に表敬訪問と言いますか、挨拶へ来たということなんですが、
まあずっと長い間、地方からの改革と言いますか、地方に権限を移譲するというような
形での政策を打たれている小沢さんと河村さん達が会ったということは、
何らかの政策的なそういう話し合いがあったんではないかと思うのですが、
そのあたりの話というのはされたのでしょうか?

<小沢氏>
ええ。河村くん、、、(言い直して)河村市長はずっと前から良く知っている仲です。
大村新知事は直接は存じ上げなかったのですが、まあ二人とも面白いキャラの持ち主でして、
なんかとにかく挨拶に、話に来たいということで、これはもう県と名古屋市を代表する方が
挨拶に来るというのですから、それを断る理由もありませんし、
また年来の(?聞き取れず)おもしろい友人でもありますから、お会いして、
なんかもうベチャクチャベチャクチャ1時間位しゃべってましたね。

<上杉氏>
なかば尾張の乱のような感じも受けたのですが、
ただ民主党は愛知県連含めて両者ともに推薦というのは応援はしなかったのですが、
その辺り選挙上の観点からといいますか、どうなのでしょうか?

<小沢氏>
民主党の対応うんぬんよりもね、まあメインは河村くんだったと思うけれども。
彼はひとつはね、非常に日常活動をね、まさに一般の皆さんの中に入ってね、
一生懸命やっています。
ですから、一般市民との会話、意思疎通が相当できているのではないかと思います。

それからもう一つは政策面ですけれども、
やっぱり自分の減税という話で一口には言ってますが、
自分の主張を頑ななまでに曲げずに押し進めているということが
非常に県民市民の共感を得たのではないでしょうかね。
まあそういう意味で、その彼とあの二人の、県民市民との認識理解の度合いが遥かに
政党うんぬんよりも強かったということでしょうね。

<上杉氏>
私からの最後の質問になるのですが、昨日の党首討論が行われました。
そもそも党首討論というのは政策とか含めて野党第一党、第二党?含めて、
現職の総理と政策を戦わせるということで小沢さんがその成立に関わったと伺ってますが、
実際に制度を作ったのは小沢さんなのかということと、
昨日その中で谷垣自民党総裁、山口那津男公明党代表ともに、
小沢さんの名前を出すことによって
証人喚問に来てくれというような、出せと、そう言ったようですが
それについてはいかがでしょうか?

<小沢氏>
はい。私はどんな場であっても、どんな機会であっても、
すべて包み隠さず申し上げておりますから、
国会の場でも、こういった話すメディアの皆さんの前でも言うことは同じですから、
その意味では一向に構わないのですけども。
ただ今私の場合は、検察審査会で強制起訴、まあ起訴という
同じ言葉で呼ばれちゃいますので同じだと言われがちなのですが、
指定弁護人の言葉を借りれば「制度としてそういうものがあるので起訴をしたんだ」
と言っておられますけれども。。。(軽く笑う)

そういう状況に、いずれにしても公判廷で、国会ももちろんみんなが見ているのですけれども、
公判廷はもう全くすべて公開の場ですので、そこの場で事実関係が明らかにされると、
それからもう一つは筋論として3権の分立という憲法理念があります。
もう一つは同じ憲法理念で基本的人権の尊重ということがあります。
ですから、同じような類の問題で司法が法廷の場でやっていることを、同時並行的に立法府が
やるというのはいかがなものかという、筋道の議論は私もそう考えております。
ただ一般論としては私は、どこの場でも、何の場でも、
一向に何も隠すことはありませんので構わないと。
一般論としてはそういうことです。

<上杉氏>
党首討論は小沢さんが制度を考えられたというのは?

<小沢氏>
そうです。自由党の時に。新聞・テレビから、かわれながらも、
必死になってその制度を作ったと。いうことです。
それともう一つはあの官僚支配を国会の場からなくしていこうということで
政府員制度の廃止をやったのですが、まあその後自民党政権の中で、
換骨奪胎といいますか、昔と同じことに、名前だけ変わって昔と同じようになってしまったと。
それは現状でも続いているということですが、
イギリスだって何百年かかって民主主義がようやく成熟してきたわけで
急に様変わりになるというわけにはいきませんけれども
1つずつ前進していけばいいなと思っています。

<上杉氏>
あと20問ぐらい私が質問しようと思ったのですが、ここで会場の皆さんから質問受け付けます

<記者>
??(聞き取れず)のタケヨシと申します。
明日2月11日はですね、石川ともひろ代議士、、、???(聞き取れず)
民主党を離党してちょうど1年になります。石川代議士は起訴を理由に
離党したわけですけれども小沢さんは検察審査会の議決による強制起訴ということで、
どちらも起訴されたわけですが推定無罪の原則からいくと、違いはないと思うのですけれども、
なぜ石川さんは離党されてですね、???(聞き取れず)今回小沢さんは
党の中に引きこもっているのかと、、親分として少し格好わるいのではないか
と思うのですけども、そのことについてお話を伺えればと思います。

<小沢氏>
さっき申し上げた通りでございますが、昨年の3月に突然、強制捜査が開始されました、
その意味では非常に異例の捜査でした。その中で、また昨年 石川議員はじめ、
今お話の通り起訴されたわけですけども彼は無実・無罪の主張を
し続けてきておりますけれども一応捜査当局による、検察当局による起訴ということを
重く見てそういう処置をとったんであろうと思います。
私の場合は、1年余の強制捜査の中で結果として
何も不正はなしということで不起訴になっておるわけです。
検察審査会という仕組みがありまして、それは司法か行政か、、、
どこに属するのかよくわからないですけれども、
まったく秘密のベールの中で(動かれているので)、
(実際に)捜査がされたわけでもないし、どういう判断基準かも誰もわからないですが、
いずれにしろ、指定弁護士さんの話ではないですけれども「制度があるから起訴したんだ」
という言葉に象徴されますように、その意味では捜査当局ではまったく
起訴なしということになりましたので同じ起訴という言葉のものですから
起訴は起訴じゃないかという話になっちゃいますけれども、
それは本質的に違うものではないかと思っております。

<上杉氏>
はい、ちなみに強制基礎は弁護士のオオハラさん(?聞き取れず)は
アマチュア起訴という風にね(おっしゃっています)。
続いて手を、、、ではイイダさん(?聞き取れず)

<記者>
週刊金曜日の編集部イイダと申します、よろしくお願い致します。
前回、ですねグランドキャニオンの話(?聞き取れず)を伺いました。

小沢さんは強制起訴ということもありまして、どこの記者会見でも
政治と金の話しか聞かれないと思いますので違った質問をしたいと
思うのですけども。(?聞き取れず)

今の日本を立て直すために、どういった政策が一番大事と思われているのか。
漠然とした質問ですけれども、そこをお聞かせください。

マニフェストを菅首相とお話になられたのかと冒頭にありましたけれどもどういう政策を
とっていくのが、この今の大変な世界不況の中で日本のためになるのか。
規模の大きな質問ですけどよろしくお願いします。

<小沢氏>
個別制作うんぬんというよりも、さらにその背景にある、
どうしたら良いかということだと思いますが、
基本的にはやっぱり、自立した日本人、日本人自身が自ら自立した
個人にならないとこの問題は解決しないであろうと思っております。

国家や社会は自立した個人のその意思によって、色々活動する、
それができる限り自由にできる限りその個人の活動をエンカレッジする、サポートする、
そういう仕組みを基本的に作っていくのが社会や国家の仕事であろうと思っております。

ただ、あくまでも自立した個人というのが前提にないと
それは成り立たないそして民主主義が成熟しないという結果になってしまう。

これに関連すれば、ケネディ大統領の就任の演説が有名ですが、
国家が国民諸君に何をなすべきかということではなく、国民諸君が国家に
社会に何ができるかだ。ということを説いたあの有名な演説がありますけども、、、
やはりそういう自立心を養う。日本人の性格からすると自立心と
やっぱり言葉でいうと創造力でしょうかね。
模倣じゃなくね、、、、それはほぼイコールだと思いますが、それを養うためには
どうしたらよいかということですけども、1つはやはり、広い意味での教育でしょうね。
これは家庭教育、社会教育、学校教育と分ければありますけども、
やはり一番大きいのは僕は家庭教育だと思いますけどね。

それはやっぱり親自身がきちっと自立していないとね、子供も育てられないですから、
そういう意味でどっちが先かという話になっちゃいますが、私はそういう考えを前提にして
社会や国家の仕組みをそれぞれの人たちが活動しやすい、能力を発揮しやすい
仕組みをつくっていくと。

それと同時に自由に行動でありますけれども
社会の大勢の人があつまった社会ですから当然社会全体のセーフティネットというものを
考えるということも自立社会と同時に、それがないとまったくの
イコール競争社会万能ということに
なっちゃいますので大きな社会で多くの人をセーフティネットで支えながら
個人の努力と能力によって自立した個人の活動が営まれていくということを
非常に抽象的ですがそう思います。
それはやっぱりどっちが先ということはあるでしょうが、戦術的にはやっぱり
教育なんですかね。
人づくりというのか教育というのかそこから一歩から始めるということでしょうかね。

<上杉氏>
はい、今共同通信と??通信(聞き取れず)から速報がはいりまして小沢代表が記者会見で
菅首相から裁判が済むまで党を離れてくれないかという速報がこの場ではいりました。
お知らせします。無意味な広告でした。

<記者>
???(聞き取れず)のエガワと申します。政策の話でなくて非常に
恐縮なんですが先日私石川さんたちの初公判を傍聴してまいりました。

そこで検察側がですね冒頭陳述の中で背景事情として水谷建設との
関係を色々述べて胆沢ダム建設に関連した金があったということを言っておりました。

そこでお尋ねしたいのですけども、まず、胆沢ダムについて水谷建設から
何か陳情を受けたことがあったのかそしてその前後に1億円の
献金を頂くというような話はあったのかどうか、
あるいはそれ以外にこの水谷建設との関係はどういうものだったのか
可能な限り教えて頂ければと思います。

<小沢氏>
今のあげられた事実は全く無いと思います。それから私は、ゼネコンであれ他の企業であれ、
そういう企業のいわゆる事業に関連して経営者やオーナーと会うってことは全くありません。

<上杉氏>
ナナオさん

<記者>
ニコニコ動画のナナオです。よろしくお願いします。視聴者の質問を代読させて頂きます。
前回も議会制民主主義についてお伺いしたのですが、今回は選挙について
お伺いしたいと思います。

4月に行われる統一地方選なんですが、現政権にとってどのような意味合いを
持つのかお聞きしたいのがまず第1点です。
それとですね、また統一地方選に当たっての小沢さんご自身の行動計画的なものが、
もしございましたらですね(教えてください)。

あと最後に、小沢さんであればこそ是非お伺いしたいのですが、冒頭の
名古屋市長選について、河村市長について、多少重なるかも知れませんが、
民主党がですね、統一地方選を制するためには、何が必要だと
お考えになりますでしょうか?

<小沢氏>
今の最初の質問については、選挙と言うものをどう見るか、
どう位置づけるかってことによって、全く違うと思います。
選挙なんか、まぁ、たいした事ないや。って思えばそれでただの選挙か
って話になっちゃいます。
私の場合は、民主主義のシステムをとる以上民主主義社会では、選挙と言うのは、
最も基本的なものであり、最も大事なものであると思っております。

なぜならば、主権者なる国民が、自らの意思を表明するのは選挙しかないわけです。
ですからこの選挙を軽んじると言う事は、民主主義そのものに対する
冒涜だと思っておりまして、この点についても、新聞・テレビの皆さんと意見が
食い違っておりますけれども、ですから私は非常に大事なものだと思って、
従来からも取り組んできております。

それで、地方選挙のまさに直接地域の人たちとの行政を預かったり議会を
預かったりする人たちの選挙です。ですから、より具体的、より密接な住民との、
主権者との関わりあいがありますので、その意味では所謂、全国規模の政党としても、
非常に大事なものであり、本来の政党の基盤は
その上に立っていくのであろうというふうに思いますので、大変大事に思います。

最後に、どうすればってことになりますが、それはもうさっきの、
名古屋と愛知のことのときに申し上げたように、やはり一般国民の皆さんの心を的確に
とらえる市場活動と政策を打ち出していく事に尽きると私は思ってます。

<上杉氏>
ツイッターのタイムライン上でイワカミさんに当てろっていうのが
いっぱいきてるのでイワカミさん

<記者>
フリーランスの岩上ですよろしくお願いします。
さきほど大久保さん石川さん池田さん元秘書の方々の
初公判が開かれた件の質問がありました。
それに関連してお聞きしたいと思います。石川代議士について
起訴後に取り調べすること自体異例であると思いますが、その異例の
取調べの中でですね、行われた内容が、石川さんがICレコーダーで録っておいたため、
開示される事になりました。

その中を見ると、非常に驚くべき内容が色々と出回っております。
まず、逮捕時の供述を維持するよう誘導したと言う点があるんですが。
もうひとつそして非常に驚くのは小沢さんと関係ある事なんですけども、
石川さんの逮捕が小沢さんと密接に関わりがあり、そして、小沢さんの
まだ捜査段階だったわけですその当時は。
しかし小沢さんは起訴できないと、検察は起訴しない。
しかしその後、検察審査会にもって行くというストーリを、今から1年前に
もう固まっているんです。

<小沢氏>
あ、そうなんですか

<記者>
はい。それを全部録音されたもの中に・・・

<小沢氏>
あーそうなんですか。そこまでは聴いてませんので、、、(知りませんでした)

<記者>
是非聴いてください
そういう内容を一検事が語りながら、石川さんの供述を誘導していった
圧力をかけたわけです。
これはですね、小沢さん当事者であるわけでして、この一連の捜査およびその後の起訴、
そして検察審査会へもっていくというストーリがあった。
検事の頭の中にあったと言う点について、この検察の捜査および
検察審査会のあり方というものが、本当に正当なものであるのかどうか。、
不当な政治的な思惑がこめられた不当捜査であるかどうか。
こういった点について、小沢さんはいつも公正な捜査によりというふうにおっしゃいますが、
腹の中では本音ではどのようにお考えなのか、こうした事実が出たことも踏まえてですね、
ぜひともお話を伺いたいと思います。

<小沢氏>
その今のことについては私はほとんど裁判上の弁護士とも会う事もほとんどありませんし、
裁判上のそういった証拠の開示された情報であっても何でも、
ほとんど正確に見ておりませんので。今ちょっと、そのことについてはじめて知りました。

それがどうこうという論評は別として、一昨年の3月、うちの大久保が、
なんら事前の事情の聴取もなしに 突如(?聞き取れず)、その場で逮捕され、
そして即強制捜査が引き続いて、まあ逮捕そのものが強制捜査ですけども、
即強制捜査になったという、その意味では異例の形での捜査だったように思います。

ですから、そういうことは今聞いてはじめて知ったのですけども、
やはり基本的人権に関わる事ですので、僕であれ誰であれ、
だから僕がいつも申し上げるように、公正な捜査って言うのが
常に確保できるような社会にしておかないとですね、本当に民主主義っていうのは
いつまでたっても日本に根付かないという事になってしまうのではないかということを
私自身としては危惧しております。

<上杉氏>
この会はですね、自由報道協会主催でやっておりまして、設営から運営から、
会場のお金を払ったりいろいろスタッフがずっと何日も前から
打ち合わせをしてくれたことで、今当たったのはそのメンバーということで
そのメンバー優先させて頂きました。

他にこの会は自由に入れると言う事を表しておりますので、
記者クラブの皆さんも是非挙手の上で質問して頂ければと。
次の質問で、そらのさん

<記者>
ケツダンポトフで今インターネットで生放送しております。ケツダンポトフの
そらのと申します、
見ている方からの質問です。離党勧告、除名を党から宣告された場合、
新党を作る可能性はあるのでしょうか?

<小沢氏>
(少し笑う)
私は総理にも申し上げましたが、私一個人の問題ではないと、
やはり、今言ったように日本の民主主義というのはより良い形で我々の社会の中に
定着させるということは、一番の私の政治家としての使命であり希望でありますから。
そういう意味において今の、自分の、さっきから言っている検察審査会の仕組みの中での、
今法廷で争うということになりましたけれども、そのことで、私がいわゆる党を離れるとか、
あるいは党がなんらかの形で、処分をするというような、仮にそれが多数のみなさまの
ご意見であるとすれば仕方ないですけれども、これは健全な政党政治と
民主主義の発展にとって、私は妥当ではない、よろしくない、という風に思っておりまして、
その意味で私は現状のままで活動しようという結論に達しているということです。

<上杉氏>
続いて質問を。ではツネオカさん

<記者>
アフガニスタンで誘拐されておりましたツネオカと申します・・・

<小沢氏>
あー、それはそれはごくろうさんでした。
(労うような言い方)

<記者>
えっとですね、あの、外交問題についてお尋ねしたいのですが。

<小沢氏>
はい

<記者>
日本国内ではあまり話題になってないような気がするんですが、
世界ではここ二週間くらいの最大の話題はエジプトの政変。
あるいはここ2、3年の問題ですとアフガニスタンでのアメリカの復興といった
問題になってると思うんです。

で、あの、前原現外務大臣のほうはエジプトの問題に関してムバラク大統領の
続投が望ましいという言い方をされたんですね。。。

<小沢氏>
ほぅ。そうですか

<記者>
で、小沢さんもどういった考えなのか。あるいは別の考えがおありかどうか。
もう1つはアフガニスタンに関して日本は
50億ドル、450億円ですか?(?恐らく4500億円の間違い)の支援すると
決めているわけですけれども、その具体的な内容というのが、アフガン側に
はっきりこんなことをするというのをですね、出てこないわけなんです。
で、前の、鳩山が総理のときには、具体的にこういうことをやるというのが
ある程度出てきていたのが、今の政権になって、何か消えてしまっているようで、
民主党のWebサイトから、アフガニスタンの民主党の
和平案(?聞き取れず)というPDFファイルが削除されてまして、
いったいどうなっているのかなぁと思いまして、小沢さんがもし・・・
(?聞き取れず。恐らく、もしご存知でしたら教えて頂きたいというような旨だと推測される)

<小沢氏>
アフガンではほんとうにご苦労さんでした。両方に共通するのは、貧困。
所得の格差といわゆる貧困の問題だろうと思います。
ですから、その意味で、エジプトも、まぁ僕はムバラク大統領とは一回しか
会ってないから良く分かりませんが、
・・・長年の権力のなかでそういった一般の国民の生活が第一というスローガンを
いわば忘れた結果ではないだろうかと思ってまして。
それは、国民のみなさんのそういったことに対する不満、不信が高まってくるのは
当然だろうと思いますし、私は国民の多数の意志に従う政権が誕生するというということは、
今のムバラクさんが多数支持を得られるなら別ですが、国民の多数の
帰趨によって決めるということは自然なことじゃないかと思っております。

それから、アフガンも、僕はアメリカ大使との話のときも言ったんですが、
オバマさんになって、3万だか4万だか増派するということになりましたね?軍隊をね?

もうこれは何万何十万アメリカが兵を送っても絶対、戦で言えば勝てない。
アフガンの国民を治めることは出来ない。武力では出来ない!という話を僕はしました。

だから、日本のアフガンへの支援のあり方は、やはり、
アフガン国民の生活を安定させるということを第一にして考えないといけない。
そのためには、それこそ多少のリスクはあっても、その国民皆さんの
生活のために日本人が汗を流すということだろうと思いますね。

だからアフガンは9割くらいが以前は自給だったんですか?確か。
自給率9割くらいだったと思いますが。今は4割きってると、ま、
日本と奇しくも一緒ですけれども(笑)
4割きっているというこの現状を変えない限り、いくら軍隊を投入しても
絶対アフガンに平和も安定もこない。
私はそう思っておりますので、そのことを強く言った経過があります。

<上杉氏>
最後一問だけ。最後に挙手で。じゃあカメイさん。

<記者>
(?聞き取れず)の亀井と申します。国民のみなさんが思っているんじゃないかな
ということを率直にお伺いします。
(※音声が悪いのと、聞き取っても内容が理解できなかったため省きます。
質問の意図は恐らく、小沢さんは自民党時代にも色々と政党を作っていたときにも、
企業から献金はやめましょうと言っていた。民主党に入ってもそう言ってたいた。
なのに結局献金関連で小沢さん自身が問題になっている。
その辺りを教えてほしいという質問だと思います。)

<小沢氏>
あのぉ、僕は企業献金はやめるべきだと最初からいっておりません。
企業献金は悪だという前提に立てば、それはもうやめる以外にない。
私は献金については誰からもらったっていい。
それから、何に支出しても、ま、極端な極論を言えば、良い。
しかそ、それを全部オープンにすべきだ。誰からもらって何につかったっていうのを
国民がはっきりと分かるようにすべきだ。そして、それがよろしくないというなら次の選挙で
投票しなきゃいいんです。私はそういう意味のオープンな、ま、献金、
政治資金だけじゃなくて、オープンな日本を、もう少しオープンな社会にしなくちゃいけない。

行政の中身も、多分あなたがたがいっくら頑張っても限界があるでしょう。
わからないでしょう。その情報は。

だから、一般の会社だってそうですよ。みんなだからクローズな
仕組みになっているんですよ。だから、それをオープンにすることが私は、
まぁアメリカほどオープンにする必要は僕はないと思いますが。

少なくともヨーロッパ社会くらいのオープンな社会にはしなくちゃいけない
というふうに思っております。

それから、山口二郎さんの話を引用されましたが、政治と金政治と金・・・
よく意味がわからないんですよね。
何をもって政治と金といって何をもって問題なのか。私は誰よりも全部
公開しておりますし、何もやましいことはありません。
ま、それはもう今度の捜査でもお分かりの通りです。
もう全部国会とかなんとかどこじゃないですから。

捜査機関の強制捜査によって全部捜査した結果ですから。
それで何も不正はないということになってる訳でして。
だから政治と金、、小沢一郎はそういう意味で金権で悪いやつだというか
レッテルというか。じゃ、政治と金、、僕の政治と金、、、
どこが何が問題なんだろうかという指摘は一向にない。

ただ、政治と金、小沢一郎、悪いやつだっていうパターンの
批判ではないかと思っております。

私はなんでも皆さんも含めて全員に私の収支報告書を公開していますし、
事務所費も公開しておりますし、
全部全部領収書から何からみんな見てもらってます。
その意味では私は可能な限り、、一円から公開ということになると
一円の領収書、お前全部あるか?となるとそこまで事務的にどの程度までやっているか、

そこは言い切れないかもしれませんが、僕はこの問題があって
特に1円から領収書を揃えてきちんと報告するように、間違えないようにということだけは
担当の秘書にも言っております。

今度は法廷での事実関係の明らかにせよという検診のアレですから、
法廷はどなたでも傍聴できますし、全て公開になるわけでありますので
私の冠のように付けられた政治と金というのがどこが問題で何が
疑問なんだということは改めて法廷の場で明らかになると思いますので
是非みなさんにも目を凝らして、耳をきちっとアレして法廷を観察して頂ければと思います。

<上杉氏>
政治と金の話というのがでたんですが、政治と金というのは国際的には
国民の税金の使われ方、是非とも官房機密費ということですね、
追求を記者クラブのみなさんもやっていただいて本当の政治と金というのを一緒に
追求しましょうということでございます。

以上を持ちまして小沢一郎衆議院議員記者会見を終えたいと思います。

(了)

協力:自由報道協会(仮)
撮影・配信:ケツダンポトフ
書き起こし・文字起こし協力:@seashellpsさん、@akiko74さんにご協力頂きました。

ありがとうございました!

※掲載内容について
掲載内容について不備がありました場合には、修正、掲載中止等の対応させて頂きます。
お手数ですがご連絡をお願い致します。

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